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         大鏡


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カルティエの接客技術 おわり

巻末の訳者解説は、本書をうまく要約している。

 


「ラグジュアリー・ブランドは人々に夢を与えることができなければなりません。

ブランドにまつわるストーリーや世界観を語り、演出し、そして実現しなければなりません。

ラグジュアリーとは、創造性と職人技とが息づき、つねに細部にいたるまでの完璧と卓越を追及するビジネスであり、「喜び」をもたらすものです」(236頁)

 


では何が人々に夢を与えるのか。

それは「ディテール」である。「ラグジュアリーとは、ディテールへのこだわり」のことなのだ。114頁。

同じことを、本書はこう表現している。

 


顧客が気に入るのは、ケーキよりもケーキの飾りつけのチェリーだと考えましょう。チェリーをよく見せるためにケーキの層を作り上げるのです。」155頁。


ケーキの各層はチェリーのためにある。それがラグジュアリーの本質だと。






(おわり)


 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | スタバスタイルの塾を作りたい | 00:00 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
人間とは何かという人文学的問いに取り組むことと同じなんでしょうね、接客術というのも。

学生に衣服をデザインして作らせると、ものの見事に当人の人間観がストレートに表出されます。

自分が創り出した人間の姿かたちとじっくり向かい合い、それを言語化することで学べることは、本当に底なしです。
| 羽衣 | 2018/10/20 7:30 PM |









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