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   『山家集』1118

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なぜ音響が言語になるか <話す>トランス

話し手は自分の意識を認識する能力=認識力をもっており、この認識を、表現のための規範(概念・表象)にもとづいて音響として表現する。

 

 

 

 

 

 

              【 <話す>トランス 】

 

 

 

        音声(音響)   ←  表現  ←   意識

 

            ↘          ↗

                                       意味       規範  認識

              ↘    ↗

 

               認識力・表現力

 

 

 

 

 

 

<話す>トランスでは、主体が話し手の認識力・表現力であり、転態の方式が「表現」(変換の一種)である。

 

自分の身体で音響をつくっただけでは、自分の意識についての認識が他人に伝わるかどうか不明である。この矛盾(限界)を突破するには、話し手の認識と同様のものが聞き手に喚起できるか実践してみることになる。このとき音響は言語音声として放出される。これにより、聞き手に生成されるトランスが、先述した<聞く>トランスであり、話し手は聞き手の反応ー聞き手がつくる表現態ーを認知し、それに対応する認識によって規範を洗練させる。

 

なお、音楽によって喜怒哀楽や深い思想まで伝えることができるのは、音楽的規範にのっとって放出された音響は、同じ規範を共有する聞き手にとっては楽音として認知の対象になり、音楽家の認識が聞き手に伝達されるからである。その音楽がどのように評価されるかは、音楽家の認識力・表現力と、聞き手の認識力に依存する。

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の文法 トランス・グラマー | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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