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みにつもる ことばのつみも あらはれて こころすみぬる 三重(みかさね)のたき

   『山家集』1118

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なぜ文字を見て意味がわかるか <読む>トランス

われわれは文字を見ると、その意味がわかる。

 

どうしてそんなことができるのか。

 

それは、認知した文字の列と、それにふさわしい認識を対応させる能力がわれわれにあるからである。

 

この能力を「認知力」と呼ぶと、<読む>ということは、次のようなトランスの運動である。

 

 

 

 

              【 <読む>トランス 】

 

 

          認識        ← 対応      文字

 

            ↘         ↗

                                       意味     規範     認知

               ↘     

 

              認知力・対応力

 

 

 

 

読み手は、自分の認知力で描線を文字として認知し、この認知の内容にふさわしい認識と対応させる。

 

対応は、等置という客体から転体への転態ー超越ーの形態のひとつである。

 

なぜ文字と認識を対応させると意味がわかるかというと、このトランス▽の真ん中で、文字についての形態規範=表象と、表象に対応する概念という規範が働いているからだ。

 

<読む> ことは、認知力・対応力がつくる上記のトランスによって可能になっている。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の歴史 トランス・ヒストリー | 00:00 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
無文字社会から文字社会に移行する過程で、
「技の記憶」の大規模な喪失があった
のではないでしょうか。

つまり、無文字社会は無文字社会として
壮大な体系をもっていた。
しかしその体系が文字によって伝達される習慣が
浸透するにしたがって失われた。

現代の伝統工芸や伝統芸能を見ると、
過去の表現はもう現在では再現できないものがあります。

「技の記憶」には、近代的な意味での個はないけれど、
<人間>はある。
| 絵師 | 2019/01/11 9:44 AM |









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