ごきげんようチャンネル


みにつもる ことばのつみも あらはれて こころすみぬる 三重(みかさね)のたき

   『山家集』1118

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言葉にふわりとゆだねる姿勢が文体になる

ラジオで聞いた話だが、ある人が、ユニークな経歴とおもしろキャラを見込まれて、週刊誌にエッセイを連載しはじめた。

 

しばらくたって、編集者にこう言われた。

 

「あなた、自分が作家だと思って書いてないでしょ。読者は、ふつうの文章が読みたいのではありません。ふつうの人には書けない、作家の文章が読みたいのですよ」

 

これはすごい言葉だ。

 

作家は、初期には饒舌すぎたり、舌足らずだったりする。言葉をもてあましている。

 

それが次第に、言葉じたいの力にゆだねるようになると、自身の文体が姿を現してくる。

 

言葉には、書き手を超えて言葉じしんがもつ世界がある。

 

手慣れた作家は、言葉を遊ばせるコツを知っている。

 

言葉にふわりとゆだねる。その姿勢が文体になる(ああ、耳が痛い...)。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の文法 トランス・グラマー | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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