ごきげんようチャンネル


みにつもる ことばのつみも あらはれて こころすみぬる 三重(みかさね)のたき

   『山家集』1118

<< 認知言語学は、英語ができる人がする英語評論 | main | 認識の二重性ー個人的認識と社会的認識ー そして生育時間で測られる概念性の深まり >>
認識は社会的認識と個人的認識の二面をもつ

「人間の労働は、ふつうの人間なら誰でも特別の発達を経ることなく自分の肉体的な有機組織のなかに平均的にもっている単純な労働力の支出である。」(マルクス『資本論』第一巻、第一章、ちくまコレクション版、69頁)

 

これは「社会的平均的労働力」と呼ばれるものの説明であり、この側面の労働力の発揮が「抽象的労働」である。

 

これをより一般化していうと、

 

<人間は、ふつうの人間なら誰でも特別の発達を経ることなく、自分の肉体的な有機組織のなかに平均的にもっている人間力を支出する>

 

といえる。

 

言語の場合、この社会的平均的な「人間力」にあたるものは何か。

 

それは、自分の意識を対象化する社会的認識力である。ある社会の人間が年齢相応に(すなわち平均的習得時間によって)獲得していく社会的平均的な認識力というものが想定できる。

 

他方、認識力には個人差もあるし、同じ個人でも条件によって認識力が異なることもある。

 

 

労働力の発揮たる労働が抽象的労働(量)と具体的労働(質)の二重性をもつのと同様、認識力の発揮たる認識には、社会的認識(年齢相応の平均)と個人的認識(個人によって異なる)の二面がある。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の歴史 トランス・ヒストリー | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://soundsteps.jugem.jp/trackback/4816
#誰が書いてるの?
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
2728293031  
<< January 2019 >>
-->
#新しい記事
#過去の記事
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人 (JUGEMレビュー »)
ジョン ダワー, John W. Dower, 三浦 陽一, 高杉 忠明
#著書/共著
敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人
敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人 (JUGEMレビュー »)
ジョン ダワー, John W. Dower, 三浦 陽一, 田代 泰子, 高杉 忠明
#コメント
#トラックバック