ごきげんようチャンネル


みにつもる ことばのつみも あらはれて こころすみぬる 三重(みかさね)のたき

   『山家集』1118

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英語は概念から入れ

外国語が運用できるということは、その外国語の規範にのっとって表現できるということ。

 

外国語の規範が運用できるということは、その外国語の概念によって表現できるということである。

 

ところが、外国語の学習のとき、人は母語による認識や母語風の表現態(発音)に頼りがちである。これをすると、大変な遠回りを強いられることになる。

 

最近、具体的場面を写真や漫画でたくさん見せることで、英語の前置詞の意味を理解させようとする本が出ている。

 

この方法は、直感的にわかる画像イメージを利用しており、一定の効果があるが、画像イメージはある意味でわかりきったことにすぎず、何度も見るのは苦痛で、飽きやすい。

 

また、画像イメージは母語的にも認識できるので、はたして自分の認識が英語の概念になっているのかも不明である。じつは読者は、画像イメージを見ながら<母語的な認識から英語の概念へ>という遠回りのルートをさまよっているのかもしれない。

 

英語を習得するには、もうひとつのルートがある。それは、<英語の概念から英語の認識へ>という直接的なアプローチである。

 

英語の概念をつかむ。

 

これは、母語的認識にたよるルートよりも難しそうに思える。だが、私の経験では、10代から20代の若い人は、むしろ抽象的概念の習得を好む傾向がある。おそらく、10代・20代は、抽象的な概念を急速に吸収しながら、人間として伸びる年代なのだろう。

 

英語の概念を直接つかむための日本語による補助線が、私のトランス・グラマーである。

 

 

https://note.mu/ymiura/m/m692d6f6108f1

 

 

概念を直接つかむことが言語習得の王道であり、そのほうが早いし易しいことが人々に意識されれば、英語の学習は変わるだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の文法 トランス・グラマー | 00:00 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
「ペン習字」という字体があります。

ペンで書かれているのに、毛筆を感じさせる
不思議な字体です。

この不思議には仕掛けがあります。

「ペン習字体」を書くには、
毛筆を動かすようなイメージを頭に描いて
ペンを動かすのです。

これは毛筆習字より実は難しいのです。

毛筆習字を再現するようにペン使いを
しなければならないからです。


これは、「<母語的な認識から英語の概念へ>という
遠回りのルートをさまよっている」に、似ています。

| 墨什一滴 | 2018/11/29 8:17 AM |









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