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         大鏡


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概念は音も形もない普遍的認識

概念は、個別の感情や感覚(認知)を一般的認識へととらえかえして生まれた、脳内の普遍的認識である。

 

概念は、個々人の脳内にあり、個々人が音声・文字の組み合わせで表現し、その意味が他者に認識されるプロセスを通じて社会的に定着するが、概念じたいには色も音も形もない。

 

色も音も形もないままでは互いに区別できないし、移動にも表現にも不便なので、個々の概念は、それ特有の表象(音声シンボルの組み合わせや文字シンボルの組み合わせ)を対応させたかたちで脳内に蓄積される。ちょうど、いろいろな種類の透明の気体を区別し移動し表現するために、ひとつずつ名前を書いたガラス瓶に入れておくように。

 

では、概念にはどういう種類があるか。

 

英語でいえば、概念の代表は体(たい。属性を担う基体とみなせるもの)であり、これは名詞として表現される。次に、体が担う属性そのものが概念化されており(態。なり。動詞・形容詞となる)、それらの細かい認識をあらわす概念(相。そう)や、概念を連結するための概念(解。かい)もある。いわゆる「文型」は、複数の概念の集まり方(形式)によって内容が表現される概念(解)の一種である。また、「仮定法」や命令文のように、文型レベルでも時制レベルでもない、空想・命令という特殊な想念のレベルを表現する形式として存在する概念もある。

 

こうしたいろいろな種類の概念が、ひとつのまとまり=体系をなしている。概念を表現する表象も、体系をなしている。この体系性が、ひとつの言語の独立性の証し(本質)である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の文法 トランス・グラマー | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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