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あきらけき かがみにあへば すぎにしも いまゆくすゑの こともみえけり

         大鏡


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心をつくる秋のはつ風

少し秋めいてきた。

 

 

おしなべて ものを思はぬ人にさへ 心をつくる 秋のはつ風   

 

西行法師   新古今和歌集 巻四 秋歌上 299

 

 

自己が風を対象にして「秋のはつ風」という認識をつくり、その過程で自分の心がつくられていくことを実感した歌。

 

 

さて、「秋のはつ風」が来ると、心はもの思いに乱れ、心がなくなってしまうかのような「心づくし」に至る。

 

 

木の間より もりくる月の影見れば 心づくしの秋は来にけり   

 

よみ人知らず    古今和歌集 巻四 秋歌上 184

 

 

風に心をつくり、月に心をつくす秋。

 

こういう歌を読んでいると少し心が深くなるように思うのは、自分が日本の風土のなかにいるからか。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の文法 トランス・グラマー | 06:59 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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