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あきらけき かがみにあへば すぎにしも いまゆくすゑの こともみえけり

         大鏡


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「御家騒動」は永遠につづく 歴史は観念上の再現だからだ

われわれは、日々歴史づくりをしている。

 

‘々、現実に生きているというレベルで。

 

過去についての認識をつくり、それを基礎にして現在を理解し、未来を予測しているというレベルで。

 

 

△領鮖貿Ъ院Ω什瀝解・未来予測の内容は、論文なり、小説なり、演劇なり、あるいは政治活動などの形をとって,慮充促譽戰襪悗氾蠅科屬気譴襦だが、△犬燭い蓮△垢戮憧恭弌Υ蕎陝Τ鞠亜甦冉阿任△襦

 

江戸時代の御家騒動の研究書が最近出版され、その編者がこう述べている。

 

御家騒動とは「大名家に生じた内紛・内訌」のことで、事は一見明瞭のようだが、きちんととらえようとすると、じつは「なかなかの難問」だ。

 

難問になるひとつの原因は、それがたんに過去の事件であるだけでなく、その後の慰霊鎮魂、伝承化、文芸化など、多面的な再解釈を経て現在に伝わっているからだという(福田千鶴編『新選 御家騒動 上』新人物往来社、2017年、編者「序論」)

 

 

 

 

 

         福田千鶴編『新選 お家騒動 上』新人物往来社、2017年、13頁

 

 

 

この図にあるように、事件の真相とは別に、その後の伝わり方もまた、現代からみれば事件の重要な側面となる。

 

現実はつぎつぎと消失して過去になっていく。だからわれわれは、自己をはばたかせて時空を超え、認識の世界で過去をくりかえし再現する。

 

歴史の事件は、こうした再現の歴史も含んでいて、そのすべてが認識の世界である。つまり歴史の事件は、人々が想起するたびに何度も心の中で起こりつづける。

 

御家騒動にしても、それぞれの時代の人々が認識上で再現した内容が、これからも積み重なっていくだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の歴史 トランス・ヒストリー | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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