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あきらけき かがみにあへば すぎにしも いまゆくすゑの こともみえけり

         大鏡


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史的唯物論は歴史認識のための規範(概念体系)である

史的唯物論とは、どういうレベルの、どういう存在か。

 

観念のトランスでは、主体たる認識力が、概念を規範としながら自分の意識に投射し、意識を認識へと転態させ、この認識の概念表象を規範として表現態をつくる。

 

歴史も観念のトランスのひとつであり、主体たる認識力が、概念を規範としながら自分の意識に投射し、意識を歴史認識へと転態させ、この歴史認識の概念表象を規範として、歴史にかんする表現をつくる。

 

史的唯物論は、歴史認識をつくるさいの規範(概念体系)の提案である。史的唯物論は観念上の規範であって、物質的な現実そのものではない。

 

史的唯物論の概念体系は、ひとつのトランスとして叙述できる。史的唯物論のトランスでは、個人・社会の認識力を基盤とする生産諸力(生産力・組織力)が主体となり、社会(土台・上部構造・意識諸形態)を客体として投射し、社会が転態して、社会構成体という転体(土台・上部構造・意識諸形態の編成)となる。

 

史的唯物論に依拠してつくった具体的な歴史表現は、自他の検証にさらされる。

 

このようにして、史的唯物論は活用され修正され洗練される。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の歴史 トランス・ヒストリー | 00:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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