ごきげんようチャンネル

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アフォーダンスとは? ある定義
アフォーダンスという発想は、かなり知られるようになったが、まだわかりにくいという人も多いようだ。

アフォーダンスは、「無意識」とか、私のいう「生命=なぞり」といった、サウンドステップスに関連する有用な視点なのだが、説明してみよ、といわれるとなかなか難しい。

システム論の本に、なかなか深いアフォーダンスの定義が書いてあったので、紹介しておこう。[ ]内は、私がつけた注である。

アフォーダンス affordance

ジェームズ・J・ギブソンによって導入された概念で、運動する主体からみたとき、知覚と物[→物に限らず知覚の対象一般へと拡張できるのでは?]との関係を示す術語である。鳥が枝に止まろうとするとき、枝のしなりや弾力性が、物の固有性として知覚されているはずである。すんなりと鳥が枝に止まれるときのように、物と行為が相即[そうそく。二つの対立するものが相互に融合し一体となっていること]している場合には、物は知覚にとって、いっさいの主観的構成以前に受け取られているはずであり、物の特質が取り出されているはずである。このように、主観的構成以前に受け取るという事態が、アフォードafford という語のニュアンスのひとつであり、また知覚によって探り当てられた物の固有性がアフォード[提供]されるというニュアンスもある。行為に相即する環境を発見した点が、アフォーダンスの功績である。 (以上、河本秀夫『システムの思想』東京書籍、2002年より、一部改変)

このなんだかカントっぽいような、西田哲学っぽいような、才気ある角度からの説明は、なかなかうまくアフォーダンスという発想の特徴をとらえている。

ひらたくいえば、「主体が、思わずそうしてしまう(私流にいうと、生命であるかぎり、思わずなぞってしまう)環境が存在する」というような意味でとらえてみたらどうかと思っている。




| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 怪しい認知言語学 | 00:58 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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