ごきげんようチャンネル


あきらけき かがみにあへば すぎにしも いまゆくすゑの こともみえけり

         大鏡


<< 死が唯一の希望になるとき | main | 「倭国大乱」は北九州周辺? 邪馬台国と青銅武器 >>
商人資本主義としての幕末 

「東京油問屋史」というサイトを読んでいる。

 

 

http://www.abura-ya.com/naruhodo/rekishi/rekitop.html

 

 

これがなかなか良い。

 

たとえば、「明治維新の経済的動因」というページに、封建制の身分撤廃を求める商人層が、幕府倒壊の背後にいたことが指摘してある。以前から言われていたことではあるが、このことは日本の近代化のプロセスをもう一度考えなおす素材になるような気がする。

 

幕末には、商業だけでなく、流通の発展とともに製造業も、そうとうな潜在力を蓄えていたのではないか。そういう日本社会の発展が、無為徒食たる武士層の排除を要請した。

 

そして幕府や藩の窮乏、外国の圧力、朝廷の存在といった要因が重なって、日本は外国の植民地になることなく、近代化への道を歩みはじめた。

 

 

 

...

 

 

 

 

[ 以下、このサイトからの引用。太字は引用者による]

 

 

明治維新の経済的動因
 
 明治維新は,一般的には,黒船の来航,すなわち外圧によって引き起こされたものとされる。また政権交代と近代化の担い手は,薩長を中心とする下級武士であったとされる。だが,それらは冷静に観察すれば,“急激な変革”の要因であり,遅かれ早かれ,変化を促す機運と矛盾は,日本国内に満ち満ちていたのである。

 

それは,ここまで見てきた通り,商人の台頭であった。江戸と大坂,二つの大都市の間を大量の物資が行き交い,大量の消費が行われることで,江戸期に勃興した商人達は,着実に富を蓄積していった。商人が経済の実権を手にしたことで,幕府や諸藩といえども,武士の都合だけによる政策は打てず,随所で商人との話し合いを余儀なくされた。特に豪商と呼ばれる人々は,経済全体を左右しかねないほどの影響力を持っていた。そして当初は持ちつ持たれつだった幕府と商人の関係が,天保の頃からずれを生じ始めたのは,既に見てきた通りである。

 

商人は,種々の規制に守られてきた面もあるが,規模の拡大とともに,規制緩和を求め,身分秩序の無い社会を求めるのは,自然な流れであったといえる。特に一部の先鋭な人々が,常に念頭に置いていたのが開国であった。

 

 

 

http://www.abura-ya.com/naruhodo/rekishi/rekish37.html

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の歴史 トランス・ヒストリー | 04:31 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://soundsteps.jugem.jp/trackback/4321
#誰が書いてるの?
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
28293031   
<< October 2018 >>
-->
#新しい記事
#過去の記事
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人 (JUGEMレビュー »)
ジョン ダワー, John W. Dower, 三浦 陽一, 高杉 忠明
#著書/共著
敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人
敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人 (JUGEMレビュー »)
ジョン ダワー, John W. Dower, 三浦 陽一, 田代 泰子, 高杉 忠明
#コメント
#トラックバック