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あきらけき かがみにあへば すぎにしも いまゆくすゑの こともみえけり

         大鏡


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歴史も普遍的概念で説明できなければおかしい

「ざくろ 柘榴」をブリタニカで引くと、次のような説明があった。

 

「ザクロ科の落葉高木で、高さ5-10メートルに達する。イランからインド地方の原産。果樹としては世界で最も古い栽培の歴史をもつものの一つ。日本には平安時代に中国から伝えられた。6月に花が咲き、花弁は5ー7枚で薄く、萼(がく)は筒状で先端部が6裂している。果実はすっぱく、食用や果実酒にされる」

 

この説明に出てくるのは、ざくろ以外のものにも適用できる概念がほとんどである。

 

落葉高木、高さ、原産、栽培、花弁、萼、果実、味、果実酒...

 

植物や動物については、こうした分類的な説明(どの類の、どういう特殊性をもった種か)がよく行われる。そこで使われる概念は、普遍的なものである。

 

人間についても、住民票では姓名、本籍、住所、男女、生年月日など、普遍的な概念で個人の特徴を述べている。名刺も同様である。

 

じつは歴史についても、こうした普遍的概念による説明が必要である。

 

じっさい、そうした説明も行われているのだが、対象が複雑で長期的なため、歴史の説明にどういう概念があれば必要十分なのかはあいまいにされてきた。

 

そこを順序だてて、きちんとさせたい。それがトランス・ヒストリーの仕事のひとつである。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の歴史 トランス・ヒストリー | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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