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そらになる心は春の霞にて よにあらじとも 思ひたつかな

西行



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死の定義は「不帰」

死の定義は「不帰」(ふき)だという話を聞いて、ハタとひざを打った。

 

不帰とは「もう生き返らない」こと。「生」の逆を言っただけなのだが、これほど正確な「死」の定義もなさそうだ。

 

呼吸・脈拍・瞳孔の三点セットとか脳死とかが話題になるが、それは死の定義ではなく、「不帰」の判定方法にすぎない。

 

物質的構造としての肉体は「不帰」となる。そのとき、概念としての自分が「不帰」であるかどうか。そうなのだ。肉体の死のほかに、概念としての死があるのだ。

 

誰も死を経験できないという。それは、感覚としての死を生きたまま体験できないということであって、概念としての死は考えてみることができる。

 

死が概念としてきちんと把握できれば、感情的に死を受け入れる手助けにもなる。

 

死んだらすべて終わりで、あとはなにもないという人がいるが、これも概念の持ち方で決着をつけているという意味で、永遠の生を信じる人と同種のやり方である。

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の哲学 世界はトランスする | 09:10 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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