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あきらけき かがみにあへば すぎにしも いまゆくすゑの こともみえけり

         大鏡


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年をとると自信を失う

60歳を超えてから、それまで思わなかったことを思うようになった。

 

それは、年をとるほど自信がなくなるということである。

 

若い人からみると、年配の人は体験が多いから、自信をもっているように見えるかもしれない。

 

そういうことも確かにあるのだが、まあ、それも50代くらいまでである。

 

60歳を過ぎると、自分がたいした存在ではないことを実感するようになる。あいかわらず失敗はするし、罵倒されるし、陰口はたたかれる。過去を振り返っても、たいしたことはしていない。口にはしなくても、内心、自分にがっかりしている。

 

政治家とか俳優とか歌手とか、派手な職業なら、さぞ人生が充実していそうだが、じつはそうとも限らないこともわかってくる。亡くなった新藤兼人監督が講演で、「80歳を過ぎて思い出してみると、充実していたことよりも、できなかったこと、情けなかったこと、いまでも恨みを感じることのほうが多い」と述べていた。

 

偉大な人、偉いといわれた人ほど、自分をあきらめていたのではないかという気さえする。

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の哲学 世界はトランスする | 07:25 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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