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春ごとの花に心をなぐさめて 六十(むそぢ)あまりの年を経にける


西行

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自己はいくつも成立する だから人格が深まる

ノーマルな人間は、いくつもの自己を駆使している。

 

いくつもの自己が成立するのは、人間は立場や環境に応じて異なる規範をもたねばならず、その規範ごとに自己の運用基準が異なるからである。

 

会社の課長としての規範と、息子の父親としての規範はちがうから、それぞれに異なる自己が成立する。自己がちがうと、言葉づかいも、態度も、服装でさえもちがってくる。

 

まじめに働かないといけない思っている自己もあれば、もういやだと思っている自己もある。

 

彼女が好きだと思う自己もあれば、憎いと思う自己もある。

 

こういうことは当たり前のことではある。だが、「もうひとつの自己」の可能性を意識しておくと、少しは役に立つかもしれない。

 

たとえば、怒っている自己に対して、別の規範・立場を思い出してもうひとつの自己を立ち上げ、冷静になるなど。この「別の規範」が神様だったら、人生はさぞ立派になることだろう。

 

 

つまるところ、人格陶冶というのは、冷静で深い自己を、いつもかたわらにおいておく訓練のことなのだろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の哲学 世界はトランスする | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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