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英語の世界への三つのドア 発声・冠詞・前置詞

日本人が英語を習得するとき、三つの壁がある。

 

 

一つめは発声である。小学校で習うローマ字が英語のアルファベットと同じ文字であり、ワープロでもローマ字変換を使う。そのため、意識して練習しないと、われわれは英語の綴りをついついローマ字読みしてしまう。 "e" や "o" を「エ」「オ」と読んだり、"r" を日本語の「らりるれろ」で代用したりするのは、英語ではないものを英語だと勘違いする、第一の「壁」である。

 

 

二つめは冠詞である。日本語には、冠詞にあたるものがないため、「英文和訳」では訳す必要がないことが多い。だから、「英文和訳」に頼っていると、いつまでたっても冠詞についての理解が深まらず、苦手となる。

 

 

三つめは前置詞である。冠詞とは逆に、日本語には助詞(てにをは)という前置詞類似のものがある。だから、「英文和訳」に頼っていると、前置詞に日本語の「てにをは」を適宜あてはめて満足してしまう。そのため、英語の前置詞が本来どういう概念による認識なのか、なかなか習得できない。

 

 

 

他に語順感覚の習得や、表現チャンスの不足といった問題があるが、初めに壁になるのは、この三つである。この三つが壁だということは、これを崩せば、それが新しい世界の入り口になるということである。

 

三つの壁を崩すには、冠詞、前置詞を含む英語の概念を理解し(このとき日本語で説明してOK)、その英語の概念で対象を認識して、英語の発声で表現する練習をすればよい。「英文和訳」ではなく、「英語の概念による自分の認識を、英語の発声で表現」すればよいのである。そうすれば、自分が発した英語の意味(英語の概念・認識・発声の三者の関係)を、日本語を介さず直接経験できる。

 

壁が発見できたなら、そここそチャンスととらえて意識的に攻略すれば、壁がそのままドアになり、英語の世界に入れる。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 日本に英語はない | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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