ごきげんようチャンネル



Smile, what's the use of crying?

You'll find that life is still worthwhile

If you just smile


<< 英語の世界への三つのドア 発声・冠詞・前置詞 | main | 「心の対象を概念によって認識し、規範にてらして表現する」 それが言語だ >>
統計学は数による数の言語化

統計学では、数字がもつ意味に四種類あるそうだ。
 

 


仝澆い魘菠未垢襪燭瓩砲弔う数字(いわゆる番号)。例・男は1、女は2。従業員番号125。  (名義尺度)

⊃瑤示す順序(大小)に意味がある場合。例・嫌いは0、好きは1、大好きは2。売上成績3位。  (順序尺度)

数の間隔に意味がある場合。例・体温36度と体温39度。 (間隔尺度)

じ澆い亡慙△気擦瞳彁擦垢襪醗嫐が出てくる場合。例・身長175センチで体重90キロ。そこから肥満度が計算できる。 (比例尺度)
 

 


,鉢△麓租データと呼ばれ、単純にかけ合わせるといった計算をしても、人間にとっては意味がない。そこで、統計学では特殊な解析方法が開発されている。

とい藁姪データと呼ばれ、互いに通常の計算をすれば、人間にとって意味ある結果がえられる。



(涌井善幸『統計解析がわかった』日本実業出版社、2008年、156−157頁)

 

 

 

統計学では、数字の意味は数字じたいが決めるのではないらしい。数字の世界だけで完結する数学とちがって、統計学は、人間にとっての数字の「意味」を解析するための学問なのだ。

 

数学は、数という概念の世界の探求。統計学は、数という概念の世界が表す、人間にとっての認識上の意味の探求。

 

数字が表す概念は、個々の人間の認識とは別次元のもので、それ自体で独立した世界を作る。この数の概念の世界の探求が、数学である。人間にとっては、数学が表す数字の組み合わせ(概念)がどんな意味を持つのかは、わかりにくい。

 

統計学は、現実世界をいったん数という概念に変換したあと、それが人間にとってもつ意味へと再転換する学問、ということだろう。

 

もしそうなら、数学と統計学の関係は、言語の仕組みに似ているところがある。話者は、自分の心に実在する対象を、概念による認識へと変換するが、この概念による認識を無音無形のままにしておいたのでは、他の人に意味(対象・概念・認識の間の関係)がわからない。そこで、この概念による認識を音声・文字という表現体へと再転換することで、意味あらしめる。

 

言語は、数学と統計学が合体したようなものなのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の文法 トランス・グラマー | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://soundsteps.jugem.jp/trackback/3951
#誰が書いてるの?
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
31      
<< December 2017 >>
-->
#新しい記事
#過去の記事
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人 (JUGEMレビュー »)
ジョン ダワー, John W. Dower, 三浦 陽一, 高杉 忠明
#著書/共著
敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人
敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人 (JUGEMレビュー »)
ジョン ダワー, John W. Dower, 三浦 陽一, 田代 泰子, 高杉 忠明
#コメント
#トラックバック