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「冠詞、前置詞、等閑にすべからず」(内村鑑三)

明治初期の有名なキリスト教徒には下級武士の出身者が多いが、これは忠誠をつくす主君や将軍が明治維新でいなくなったため、かわりにキリスト教の「神」へと、忠誠の対象をスイッチしたのですよ...。 故司馬遼太郎氏が、テレビでサラリとそう述べたのを見たことがある。

 

なるほど、明治時代に旧武士階級がキリスト教徒になったのは、そういうつながりだったのかもしれない。

その代表例が内村鑑三(1861-1930. 高崎藩士の長男として生まれる)であるが、次の文を読むと、英語でさえも「敵国」になっている。いかにも武士の発想である。

 

 

 


「曉得(ぎょうとく)せんとする外國語に對(たい)しては、専領せんとする敵國に對する観念を抱かざるべからず、

 

即ち之(これ)を討平せざれば休まずとの覚悟是(こ)れなり。敵地に入て克服を全(まっと)うせざる部分を遺(のこ)すことは患(わずらい)を後日に遺すことなり。

 

冠詞なり、前置詞なり、小は則ち小なりと雖(いえど)も、之を等閑に附して全部の透徹は決して望むべからず。

 

 

(内村鑑三(亀井俊介解説)『外國語之研究 復刻版』南雲堂、1984年(原本1899年)、62頁)

 

 

 

 


内村鑑三の力強い英文の背景には、烈々たるサムライの戦闘精神があったようだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 日本に英語はない | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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