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物質的・社会的・観念的 ひとつのものを三重に見る訓練 おわり

考えてみれば、人の活動対象は物質・社会(他者)・観念(自分)の三種であり、この三種以外にはない。

 

ここでは、この三種の活動対象に応じて、人や社会がもつ物質的・社会的・観念的という三つの「側面」と呼んできた。

 

ある人、ある社会を直接観察すると、この三つがひとつのものの三つの「側面」として表れるし、まずはこの三つの側面を峻別して理解することが役立つからである。

 

では、三つの側面を峻別したあとの、統合の仕方はどうあるべきだろうか。

 

それは、三つの側面を上下に重ねてひとつにした、三層構造として理解することであろう。

 

一番下に、物質的な活動とその仕組みが置かれ、その上に社会的な活動とその仕組みがあり、そしてトップの第三層に、観念的な活動とその仕組みが載っている。そういう三層構造である。

 

個人なら、肉体・役割・内面の三層、社会なら、土台・上部構造・意識諸形態の三層となる。

 

物質層は物質層として、社会層は社会層として、そして観念層は観念層として、独自性と自律性をもちながら、しかし互いの活動と仕組みなしでは、どの層も生成・維持・成長できない。ただ、物質層(産業による物質的生産・交通・消費、生殖・教育・労働など人の生産・交通・消費)は生物としての人間の存廃に関わるがゆえに、社会層や観念層を根本から規律するから、一番下の土台と呼ばれるにふさわしい。

 

そして、人や社会は、他の人や他の社会と交流をもつことで、維持・変化する存在である。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(おわり)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の歴史 トランス・ヒストリー | 08:51 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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