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皇族女性の婚約は、なぜ "breaking news" か?

夕方、レストランにいたら、皇族の長女が結婚するというニュースが、店のテレビにでた。

 

明るいニュースだったせいか、「緊急ニュース」的な、派手な扱いだった。

 

英語のニュース放送でも、 "breaking news" という見出しの字幕がでたり、アンカーが "breaking news" と言って原稿を読んだりすることがある。

 

そこで英語のウィキペディアで"breaking news" を引いたら、長い解説があった。

 

そのなかに、番組を中断してでも急遽伝える価値がある、それほど幅広い層に興味を呼び起こす情報であり、そういう方法で伝えないとあまりインパクトがない話題 ( ...It could be a story that is simply of wide interest to viewers and has little impact otherwise.)、という意味の説明があった。

 

いいかえると、ニュースとは、早く伝えるほど価値が高まり、時間が経ってから伝えたのではインパクトが減ってしまう情報のことであることがわかる。

 

ニュースは、日々消費され、表面から消えていく。長期にわたり何度もニュースになるものは、人々がそのニュースの意味を咀嚼するのに時間がかかるような場合や、報道機関が、世に警告しようという意図をもっている場合であろう。

 

いわば、ニュースは海の波のようなものかもしれない。波のように表面に現れるものが日々のニュースであり、何度も波になるものもある。その場合、第一波は早く伝えたほうがインパクトがある。こうした波の下に、大量の情報が海のように蓄積されていく。

 

皇族女性の婚約は、結婚の意志の表明にすぎない。「そう決めた」というだけのことである。ところがこの意志は、これから続く皇族独特の手続きや、華やかなウェディングの場面を予想させ、報道機関にとってはおいしいニュースである。

 

社会の事象の本質は、意志にある。意志が人や組織を動かしているのが、社会である。

 

一皇族の結婚の意志が、巨大な報道機関を動かす。

 

これも、意志が社会の本質であることの一例であろう。

 

 

 

 

 

参考:ウィキペディアの記事から。

 

Breaking news, interchangeably termed latebreaking news and also known as a special report or special coverage or news bulletin, is a current issue that broadcasters feel warrants the interruption of scheduled programming and/or current news in order to report its details. Its use is also assigned to the most significant story of the moment or a story that is being covered live. It could be a story that is simply of wide interest to viewers and has little impact otherwise.[1][2] Many times, breaking news is used after the news organization has already reported on the story. When a story has not been reported on previously, the graphic and phrase "Just In" is sometimes used instead.

 

https://en.wikipedia.org/wiki/Breaking_news

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | よみがえる史的唯物論 | 04:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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