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 魚、水を行くに、行けども際なし  道元『正法眼蔵』



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ものごとは、三つに分けて実行するといい 

ものごとは、まず三つの層に分け、それぞれの層ごとに機会や場所を別にして訓練し、最後に総合して勝負する。

 

三つの層とは、身体、仕組み、そしてメンタル。

 

人体が足、胴体、頭から出来ているのと対応するこの発想は、いろいろなところで役立ちそうだ。

 

ギタリストが、ギターを身体で支え、音楽の構造を理解したうえで、演奏に集中する。

 

俳優が、まず意味を離れたたんなる音としてセリフをとらえられるまで練習する。そして役柄を理解し、最後にセリフの意味だけを考えて演技する。

 

戦後日本が生んだ英語の達人・國弘正雄氏が、次のように英語の極意を語っているのも、身体を三層に分けて使えということだ。

 


「息に声が乗り声に意味が乗るという境地を目指すのです。枕木を並べてレールを敷き、その上を電車が通るという感じです。野球でいえば下半身をちゃんと使えるということでしょう」(國弘正雄『國弘流英語の話し方』たちばな出版、1999年、68頁)


 

英語をたんなる息にまで解体したうえで、英語の声を通して、意味を演じよ、というのだ。

ここでリードするのは、最上層のメンタルである。最下層の身体的・物理的な層は無意識化するまで鍛える。そのうえで、中間層の理解をふまえ、意識はメンタルな最終目的に集中する。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 「人間力」論 | 20:54 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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