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「影」としての言語 その2
日本語で「かげ」というとき、陰った部分のかたちというだけでなく、ものの気配や一瞬の姿だったり(人影)、心に浮かんだ像のことだったりもする(面影)。

つまり、日本語の「かげ」は、「陰り shadow」だけでなく、「像 image」の意味をふくんでいる。



「かげ」(像)は、見えるもののかたちが変形したり、見えないものが仮のかたちをとったものであるから、もとのものとは違うかたちになることもあるし、そもそも、どんなかたちでもかまわない場合さえあるわけである。


「かげ」は、もとのものの代理でありながら、自由に形態を変化させることができる。





言語は、この「かげ」の原理の産物である。









(つづく)








 
| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 言語の資本論を書く | 22:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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