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         大鏡


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英語ひとすじと英語ちょいすじ 二つの方法に共通するもの その2
もうひとつは、「基礎的な英語だけは身につけておいて、あとは自分の得意分野に専心するという生き方」である。181頁

あなたが国内にいる場合、自分が世界に通用する技術をもっている。そこへ海外からそれを学びに来た人がいたら、あなたは



「英語など使う必要がない。だが、どうしても説明が相手に伝わらないとき、スッと簡単な英語を発する。これほどカッコいい英語の使い方はないではないか。」182頁



あなたが国外にいる場合も、「一流の技を持つことで、英語から自由」になれる。イチローや松井がいい例で、野球選手として一流だから、英語が器用に話せなくても仕事ができる。182頁

ほんらい、<英語ひとすじ>の道をたどる人はごく少数でよい。大多数は、こちらの<英語ちょいすじ>をとるのが正道だと、斎藤氏はいう。



「日本人全員が英語の使い手となる必要などはまったくない。

それぞれ自分が得意とする分野で活躍できる社会こそが健全な社会というもので、ある特定の外国語ができなければ昇進もおぼつかないような社会は、ただの言語文化植民地である。」156頁








こうしてみると、日本にいて「英語ひとすじ」の道をとった人は、イチローや松井が日本で野球の技術を身につけたように、英語について「一流の技」をもつことによって、海外でも通用したということになる。

つまり、ふたつの方向があるというが、よく見れば、要するに日本人は日本で自分の分野を確立することが王道だということである。


じっさい、海外で言葉のハンディから自由になるには、イチローや松井ほどでなくても、日本のなかで技術や地位を確立しておくのがよい。

日本の新聞社の特派員、日本の会社の海外支社への出向者、空手の達人、禅の僧侶、といったかたちであれば、多少言葉が不自由でも海外でやっていける。

逆に、日本に拠点がない人間がいきなり海外に出た場合、言葉のハンディが直接自分にのしかかってくる。

言葉ができないことが、直接、あなたへの評価となって襲いかかってくる。












(つづく)










| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 英語ブックス・どれどれ塾 | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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