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         大鏡


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<ついに自由は彼らのものだ> 宇宙内存在としての赦しについて

三好達治の詩「鴎」(かもめ)は、木下牧子作曲の合唱曲でよく知られている。

 
「鴎」は、敗戦直後の1946年に発表された詩。
民俗学の柳田国男(1875-1962)が、海外で戦死した幾百万の兵士たちの霊はどうやって敗戦日本に帰ってこれるのかと、真剣に憂えていたという話を読んだことがある。
天皇による敗戦発表は8月15日、まさしく死者の霊を迎えるお盆であった。
「戦争は終わった!さあ、なつかしい故郷に帰りなさい」
そう死者たちに告げるにふさわしい日だった。
天皇の「勅語」に死者の霊についての言及はないが、8月15日という日取りは、歴史の女神の配慮と赦しだったのかもしれない。
詩とは、宇宙内存在としての人間に近づくものだというが、この詩はまさにそれではないだろうか。
鴎(かもめ)から抜粋
             三好達治

つひに自由は彼らのものだ

彼ら空で戀(こい)をして

雲を彼らの臥床とする

つひに自由は彼らのものだ

 

 …

 

つひに自由は彼らのものだ

彼ら自身が彼らの故郷

彼ら自身が彼らの墳墓

つひに自由は彼らのものだ

 

つひに自由は彼らのものだ

一つの星をすみかとし

一つの言葉でことたりる

つひに自由は彼らのものだ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 靖国神社 | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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