ごきげんようチャンネル

Life is for those who have a hope.

Action is of those who embrace a yearning.

History is made by life and action, hope and yearning.


<< 近代言語は<視点の自由な移動>を可能にした おわり | main | この本は買うな! 東大の『教養英語読本』を切る その1 >>
<ついに自由は彼らのものだ> 宇宙内存在としての赦しについて
さっきFMで、三好達治の詩「鴎(かもめ)」を木下牧子が合唱曲にしたものを流していた。

「鴎」は、敗戦直後、1946年の詩集にのった詩。



民俗学の柳田国男(1875-1962)が、海外で戦死した幾百万の兵士たちの霊はどうやって敗戦日本に帰ってこれるのかと、真剣に憂えていたという話を読んだことがある。

天皇の敗戦発表は8月15日、まさしく死者の霊を迎えるお盆であった。

天皇の「勅語」に死者の霊についての言及はないが、8月15日という日取りは、おそらく偶然ではなかったと私は推測している。







鴎(かもめ)


             三好達治



ついに自由は彼らのものだ 
彼ら空で恋をして
雲を彼らの臥所とする
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
太陽を東の壁にかけ
海が夜明けの食堂だ
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
太陽を西の窓にかけ
海が日暮れの舞踏室だ
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
彼ら自身が彼らの故郷
彼ら自身が彼らの墳墓
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
一つの星をすみかとし
一つの言葉でことたりる
ついに自由は彼らのものだ

ついに自由は彼らのものだ 
朝やけを朝の歌とし
夕やけを夕べの歌とす
ついに自由は彼らのものだ









| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 靖国神社 | 08:29 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









http://soundsteps.jugem.jp/trackback/3490
#誰が書いてるの?
   1234
567891011
12131415161718
19202122232425
2627282930  
<< November 2017 >>
-->
#新しい記事
#過去の記事
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
#著書/共著
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人
敗北を抱きしめて 上 増補版―第二次大戦後の日本人 (JUGEMレビュー »)
ジョン ダワー, John W. Dower, 三浦 陽一, 高杉 忠明
#著書/共著
敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人
敗北を抱きしめて 下 増補版―第二次大戦後の日本人 (JUGEMレビュー »)
ジョン ダワー, John W. Dower, 三浦 陽一, 田代 泰子, 高杉 忠明
#コメント
#トラックバック