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産業と自然科学が与える世界観上の影響について おわり
産業革命にともない、石炭・鉄鉱石などの資源探索が盛んになり、物資輸送用の運河掘削、鉄道施設のためにも、地質の研究が必要になった。

地層の研究は地球史への関心をかきたて、化石の分類を刺激し、ひいては生物の進化についての考察を誘った。

ダーウィンがビーグル号に乗り込んだのは、当時盛んになった地質学の調査のためであった。

そういえば、ダーウィン(1809-1882)はまさしくマルクス(1818-1883)と同時代人であり、同じ時期、同じイギリスにいた。

そう考えると、19世紀における学問の発展は、産業革命のために足元を掘り起こし、鉱物資源を発見し、運河や鉄道で地表を変化させるという根本的な変革を背景にしていた。

ダーウィンもマルクスも、産業革命と、それによる自然観変革の子だったと言ってもよかろう。

今日でも、学問は産業と自然観の変化を背景にして変わっていく。

資本のグローバル化や原発や軍事力などの反人類的産業、そして自然破壊といった事態を正面にすえない学問は、ほんとうの学問ではない、とさえいえる。

そして偉大な学説は、いったん社会的に受け入れられると、以後の人々の世界観を永遠に変えてしまう。










(おわり)









| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 今さらながら現代サイエンス | 13:13 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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