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陶淵明・歸去來兮辭


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アメリカ版「教育勅語」は矛盾だらけ その2
ところで最近、ある記事をみて私は目を疑った。

「忠誠の誓い」を書いたフランシス・ベラミーは、社会主義は社会主義でもイタリアやドイツ流の「国家社会主義者」つまりファシストで、しかも教会説教師 a fascist  preacher だったと書いてあるのである。

http://www.npr.org/blogs/itsallpolitics/2012/09/11/160936717/politics-the-pledge-and-a-peculiar-history


フランシス・ベラミーは、<イエスは社会主義者であった>という内容の説教をしたためにパプティスト派教会の地位を追われた聖職者で、合衆国の未来は個人の生活の事実上すべてを政府がコントロールする統治形態にあると考えていた。


Francis Bellamy was a minister who was thrown out of his Baptist post because of sermons describing Jesus as a socialist. He and novelist cousin Edward Bellamy both saw a future for the United States as a country in which the government controlled virtually every aspect of a person's life.


そういう人物の書いたものがなぜ全米で暗唱されることになったのか。

同記事によると、ベラミーと彼の友人たちはハリソン大統領を説得し、コロンバスの新大陸到着400周年祝賀会の一部にこの「誓い」を入れることに成功した。それがきっかけで全米の公立学校で暗唱されるようになったという。

ベラミーが寄稿していた雑誌は旗のセールスでも成り立っていた。当然のことながら、全米で旗にむかって毎日「誓い」を暗唱するようになると旗の売り上げが上がる。「誓い」には、こうした商売的な計算もあったようだ。


Francis Bellamy (who also wrote for a magazine underwritten by flag sales and therefore stood to gain by having schools require a flag salute each day) and his friends got President Benjamin Harrison to incorporate Bellamy's pledge into the 400th anniversary celebration of Columbus' arrival in the New World. It has been recited in public schools ever since.





(つづく)






| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 教育をどうする? | 09:16 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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