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アメリカ版「教育勅語」は矛盾だらけ その1
アメリカの小学校で、手を胸にあて、星条旗に向かって子どもが暗唱する有名な文句がある。

the Pledge of Allegiance(忠誠の誓い)というのだが、全文は次のようになっている。

"I pledge allegiance to the flag of the United States of America, and to the republic for which it stands, one nation under God, indivisible, with liberty and justice for all."

(文中のitは the flagを指す。宗教色をなくすため、under God を削除したバージョンで覚えさせる学校もあるらしい)

1892年、フランシス・ベラミーという社会主義者のアメリカ人が書いた文で、ハリソン大統領の推薦をうけ、子ども向け雑誌を通じて大流行したのがはじまりだという(マイケル・ムーア『どうするオバマ?失せろブッシュ!』青志社、2008年、187-191頁)。

アメリカ人に「忠誠の誓い」を知ってるかと聞いてみると、たいていスラスラと、あっと言う間に唱える。手を胸にあてないと調子が出ない人もいる。

ちなみに、日本の教育勅語は1890年発布だから、ほぼ同時期である。

児童に暗唱させるものであり、内容もアメリカという国家体制への忠誠であるから、これはいわばアメリカ版の「教育勅語」である。








(つづく)










| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 教育をどうする? | 22:46 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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