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岡倉天心『茶の本』の意外 その1
日本文化史で著名な熊倉功夫氏の講演を聞いたら、次のような話があった。

<岡倉天心の『茶の本』(1906年、ボストン)は、原題を The Book of Tea という。

ところが、中国の茶文化を代表する『茶経』(陸羽著、760年頃)も、タイトルを英訳すれば同名となる(「経」は「本」の意)。

それを考慮すると、天心『茶の本』は、中国の茶文化に対抗しうる日本の茶文化の独自性を主張しようとした作品である。>

以前に読んだとき、天心の西洋文化批判が印象に残ったが、<中国に対抗した>という説明を聞いて、見直してみた。

するとなるほど、天心の愛読書に陸羽の『茶経』があったにちがいないと弟の岡倉由三郎(英語教育の偉人)が書いている(岩波文庫版、8頁)。

『茶の本』は中国の茶文化を念頭におきつつ、それとは異なる日本の茶文化の特徴を世界に紹介する意図があったのだろう。







(つづく)









| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 名著のアフォーダンス | 04:04 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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