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トランスグラマーは構造主義と現象学を含んでいる その3

現象学がいう「本質観取」とは、意識生成のプロセスの自覚的な再体験のことであろう。

 

エポケーとか本質観取とか、現象学の用語は事態をむずかしそうに見せてしまうが、要は生成の順に事柄を追うという、昔からある歴史学のアプローチを意識に適用したにすぎないともいえる。

 

ただ、現象学は意識が対象であるだけに、構造主義的な構築性に欠けるところがある。それは唯物史観以前の歴史学が事態の叙述に終始して、社会構造の認識に欠けていたのと似ている。

 

ただ、現象学的視点は言語の分析にはなかなか有用だと思われる。

 

前掲の竹田青嗣本は、言語とは「ルール関係を経験する」ことだと表現しているが(竹田前掲書、174頁)、これは客観的な構造(ルール)を主体的に体験するプロセスを一言で述べており、個人によるルールの体験としての言語という視点を提供している。

 

言語の習得は、構造主義的な<上からの解明体験>と現象学的な<下からの編成体験>がペアになったとき十全になるのではないだろうか。

 

 

 

 

 

 

 

(つづく)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の文法 トランス・グラマー | 06:32 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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