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         大鏡


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今年のセンター試験の「英語」を分析する その6
なお、母音の発音の法則とアクセントの位置の法則は、単語の末尾(家でいえば敷地や一階部分)の広さ(?)と関連づけて感じ取ることがコツである。たとえば、

hat
hate

の発音の違いは、語尾につづり-e があるかないかによる。

母音を短く読ませるか長く読ませるか。その違いを e の有無で巧みに表現しているのだが、これを別のイメージにしてみると、

hat の t は、小さいが強固な敷地である。だからその上に建つ家([ae])も小さくきっちりしている。

hate の敷地 -te は、t よりも広く、ゆったりしている。だからその上に建つ家([ei])も大きくゆったりしている。

このように、英単語は語尾のほうからパワーがやってきて、それを前のほうから押し返すというバランスで成り立っている。(言語における作用反作用の法則?)

<語尾の仕込み具合>から逆算して単語の発音やアクセントが決まっていくのである。

たとえば、

athlete(今回出題)

は「アスリート」でおなじみだが、ath と lete のふたつの部分に分かれる。

一階部分は、広めの敷地 te に支えられて leが長音化し、[li:t]となる。なかなかゆったりした一階部分である。

その上に建つ二階部分 ath は、<短母音+子音字二個>(小さいきっちり床 th の上にきっちり部屋 a)の原理により[aeθ]となる。

広い敷地にゆったりした一階の-lete。その上に ath という二階が載っている建築物である。(語末のほうが一階であることに注意)

そして、<とくに理由がないかぎり語頭が強いほうが聞きとりやすい>という原理により、 ath に第一アクセントがくる。

ははあ、さてはこの建物、二階のほうがキラッと輝く灯台型なのだ。

このように、つづりを後ろのほうから観察し、法則を考えながらゆっくりと単語のイメージを自分に定着させる。

遠回りのようだが、英語の感覚を着実に覚えていくひとつのコツである。








(つづく)








| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 英語 | 00:05 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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