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世阿弥、勝負の極意を語る


世阿弥のころ、能は屋外。異形の者が舞い降りるイベントだった



∽∽∽∽




勝負の極意を知ること。それは百戦百勝の戦略をもつこと。

世阿弥の風姿花伝(1400年)にその戦略が書いてある。

「問(とふ)。申楽(さるがく)の勝負の手立(てだて)はいかに。

答(こたふ)。是(これ)、能数(のうかず)を持ちて敵人(てきじん)の能に変りたる風体(ふうてい)を、違(ちが)へてすべし。」(問答条々)

どうしたら他の劇団との勝負に勝てるか。正解は「自作の演目を増やし(能数を持ちて)、相手とは違う趣向で勝負せよ」である。

私が注目したことは三つ。

ひとつは、勝負は借り物では負けるということである。「作者別なれば、いかなる上手も心のままならず。自作なれば、言葉、振舞、案の内なり」(同上)。今で言えば自作自演のシンガーソングライター(死語かも)の強みである。自作するには「和才」つまり和歌や和文の練習が必要だが、能の自作はそれほど困難ではないと世阿弥はいう。自作自演のオリジナリティ。「これ、この道の命なり」(同上)。

ふたつは、臨機応変が大事だということである。相手がくりだした手には迅速に対応し、相手と違う趣向で勝負する。そのためにも手持ちの演目は多くなければならない。「敵人の申楽に変へてすれば、さのみには負くる事なし」(同上)。

最後は、以上を「戦略」として明確に認識することの大切さである。「自分が得意の分野で独自のものを開発すれば負けることはない」というのは月並みに聞こえるかもしれない。しかし王道は言葉にすれば多く月並みである。大事なことは王道を明確に戦略として堅持し実行することである。

なんだか男のファッションのあるべき姿に似ている。

















| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 男のファッション | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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