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         大鏡


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西洋音楽は概念に近づく その2

ノイズを排する音楽といえば、グレゴリオ聖歌を思い出す。

グレゴリオ聖歌はフランク王国のカール大帝の時代(紀元800年代)に直接の起源がある。カールは現在のイタリア北部、ドイツ、フランスにあたる地域を政治的に統一し、文化面ではキリスト教化を推進した。この広大な王国で行われる様々なキリスト教の典礼音楽を編纂したのが、後にグレゴリオ聖歌と呼ばれた声楽である。15頁。
宙を漂うようなグレゴリオ聖歌の神秘的な旋律は、当時の非キリスト教徒たちのノイズだらけの音楽を否定することで成立した。16頁。
庶民の世界にはノイズだらけ打楽器だらけの「野卑な」音楽があり、他方ではそれを否定する「高級な」音楽が発展していったのである。
西洋音楽の洗練は、非洗練との交流と対決によって可能になったー。そういうダイナミックな視点で描いた音楽史がもっと欲しいと思う。
(つづく)
| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の歴史 トランス・ヒストリー | 00:00 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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