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         大鏡


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哲学の迷路から運動の科学へ その1

哲学の時代は終わった。

むかし声高にそう言われた時期があったことを三浦つとむが証言している。

「『哲学一般はヘーゲルとともに終結する』(エンゲルス『フォイエルバッハ論』)とマルクス学派は宣言します。

唯物論はもはや哲学でなく科学的な世界観となり、世界の部分的な研究は実証的な個別科学によって扱われることになったからです。

マルクス学派がいまなお自己の理論であるものを『哲学』と呼んでいるとしても、それは旧哲学の成果をうけついだという歴史的な事情と、個別科学との区別が必要であるという意味において、世界観と弁証法とに『哲学』の名を与えているにすぎません。厳密にいえば哲学ではありません。」

(三浦つとむ『弁証法はどういう科学か』講談社現代新書、1968年、72頁)

弁証法はもはや哲学ではなく「科学」だから、自分は「哲学不要論の立場をとる」と三浦は述べている。4頁。

あっけらかんと哲学を廃棄しているが、これはよくよく考えてみるべきことだ。








(つづく)














| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 社会科学コテン古典 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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