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みにつもる ことばのつみも あらはれて こころすみぬる 三重(みかさね)のたき

   『山家集』1118

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ユダの足を洗ってユダの卑しさを超えたイエス その1

年末になると、心のなかを振りかえりたくなる。

そういうとき、イエスについて考えたりする。



聖書には、足を清めるシーンがときどき出てくる。


たとえばベタニアのマリアがイエスを自分の家に招いた話。

マリアは招き入れたイエスの足に高価な香油を塗り、自分の髪の毛でイエスの足を拭った。(ヨハネ12:1―8)

それは純粋な香油だったので、

「香油のかをり家に満ちたり」ヨハネ12:3)


マリアは、イエスのために節約して高価な香油を手に入れ、イエスの足に塗ると、いとおしさのあまり自分の髪の毛で香油をぬぐい、イエスと同じ香りを身にまとおうとしたようだ。

髪の毛で足を拭うところがいかにも女性のしぐさであり、ほとんど恋愛のシーンのようだ。

 

ところが、この光景を見ていたユダは、「そんな高価な油を使うより、どうしてそれを売って金をつくり、貧しい者にほどこしをしないのか」という。

イエスは、

「この女の為すに任せよ、我が葬(ほうむ)りの日のためにこれを貯へたるなり」

と答える。(ヨハネ12:7)

高価な香油は、マリアからイエスへの贈り物。だが、イエスがいたからこそ、マリアはこのような高貴な行為をすることができた。

お互いがお互いを高めあって、このシーンが成り立っている。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 



(つづく)




 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の哲学 世界はトランスする | 06:30 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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