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制服はすごい日本文化である その3

■「英語には椅子」の発想から女子学生の袴姿が登場した。56頁。

1870年、外国人居留地だった築地や横浜に、フェリス女学院などミッション系女学校があいついで設立された。

当時の授業は椅子に座って英語の教科書を読む洋学が中心。ところが椅子に和装だと裾が乱れる。そこで女子学生が男性の袴をはくことが認められた。

当時16歳だった三浦環(みうら・たまき。のちオペラ歌手。1884‐1946)は、この袴姿で自転車通学をし、「自転車美人」と言われた。

私にとって興味深いのは、英語を読むには畳座りではなく椅子がけでないと…という感覚があったらしいことだ。

椅子がけは一種のファッションだったのかもしれないが、畳に座っていると日本の女子学生は邦楽風の発声になりやすい。つまり、しっかりと外国語の声を出そうとすれば洋風の座り方のほうが適していた。

同じことは和服にもいえて、和服のままだと声が小さくなり、外国語の声を出す身体の構えがつくりにくかったのではないか。そこで、剣道などでも使われる袴を着用することで、身体意識に機動性を加えたのだろう。

声と姿勢、声とファッションの関係がわかる例だ。







(つづく)






| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 男のファッション | 08:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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