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         大鏡


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辞書引き学習法に人類の希望をみた
さっきのNHKの朝のニュースがおもしろかった。

「辞書引き学習法」が注目されているという。

授業や自宅で小学生に国語辞典を引かせ、引いた言葉を大きな付箋に書いてその頁に貼り付けていく。

引けば引くほど付箋だらけになって辞書が分厚くなり、小学生にはそれがやりがいになるという。

たとえば「保健所」を引くと「役所」というわかりにくい言葉が出てくる。そこで「役所」を引くと今度は「官庁」という知らない言葉が出てくる… つぎつぎ引くうちに付箋が増える。

イモヅルとはこのことだ。いや、モグラたたきに近いか…

普通なら「これだから辞書なんて面倒くさい」となりそうだが、それが逆で「言葉の意味がわかるのはうれしい。つぎつぎ引くのがおもしろい」と子どもが言っている。

印象に残ったのは小学生が国語辞典の頁を手でめくっている様子。紙を一枚ずつめくって目的の語を探す動作には、ていねいな手仕事の良さがあるような気がした。

面倒そうに見える手作業には、じつは独特の魅力がある。手作業は脳の活性化にもいいから、「辞書引き」は小学生に限らず人類的に恩恵があるはずだ。

ちなみに私は毎日かならず辞書を引く。言葉の定義を確認することで自分の思考に確実感が得られるからだ。英語の場合、意味だけでなく発音が大切で、それには辞書の発音記号を活用しようとも言ってきた。

しかしいつも電子辞書だ。

子どもが辞書を引く様子をみて、私も久しぶりに紙の辞書を引いてみようと思った。

けれど、はたして紙の辞書、いったいどこに置いたか…




| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 教育をどうする? | 07:56 | comments(1) | trackbacks(0) | - | - |
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| - | 2014/12/08 8:38 AM |









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