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英語を演奏する技術

中部大学の鶴田正道教授(当時。現在名誉教授、音楽美学)が、学内誌でこう述べている。

 

 


「総合芸術論でバイオリンを教えています。

バイオリンが大変すばらしいのは、楽譜が論理的に音楽になることですね。楽譜で見たのをすぐ音にすることができて、耳で聞くことができる。頭と心が瞬時に一致するんですね。

体を使いますから右手と左手が合わないといい音がしない。心身を整えて真剣に取り組める。」

(中部大学『ANTENNA』2008年8月号、2頁)

 

 


この文は、歌と比べたときの楽器の利点を述べている。

 



◆楽譜を「黙読」したり「音読」する(口ずさむ)のではなく、バイオリンのように指板上に音が整然と配列された楽器を使うと、楽譜に表された音どうしがもつ論理的関係が可視化されて、「楽譜が論理的に音楽になる」

 


◆楽器で演奏すると、「黙読」や「音読」とちがって、音楽を客観的に「耳で聞くことができる」



◆楽器は両手を使い体を使うので「黙読」や「音読」以上に「心身を整えて真剣に取り組める」



◆こうして、楽器を使うと「頭[論理的な理解]と心[音楽的な意味の表現]が瞬時に一致する」

 

 



自分の声を自分で聞く「音読」にまさる方法がある。それは、自分の身体を楽器にして演奏することである。

英語を楽器のように演奏する。身体を楽器にして両手で英語を演奏する。

その技術が、サウンド・ステップス(イングリッシュ・ジムの一部)である。
 

 

 

 


参考:三浦陽一『なぜ英語の発音はむずかしい?』(中部大学ブックシリーズ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



 

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 希望の筋トレ イングリッシュ・ジム | 00:00 | comments(2) | trackbacks(0) | - | - |
おお、すごい例ですね。その人は、何重にも媒介を立てて自分流に編集して、初めて音になるわけですね。これに似たことを、案外とわれわれもやっているのかもしれません。
| みうら | 2017/10/17 4:43 PM |
「頭と心が瞬時に一致する」、その真逆のピアニストをテレビで見たことがあります。

発達障害があってそのピアニストは楽譜が読めません。でも楽譜を見ながら演奏をしないと、頭の中に別の曲が浮かんできて、そちらの曲を弾いてしまうというのです。

楽譜を自分固有の書き変え(翻訳)をするのですが、それが理解を絶しているのです。

楽譜の音符一つ一つをたどり、それをいちいち自分に向けて可視化するのです。音符を声でドレミと辿りそれを携帯の録音機能を使って録音し、それを再生して自分の声を聞きながら、紙にドレミと文字を書いていくのです。そしてそのドレミの文字の音階を折れ線グラフのようにつないでいくのです。

雑に言ってしまえば、メロディやリズムを分解して小節ごとにピアノで憶え、それを繰り返して自分の中で楽曲として組み立て直すことなのでしょうが、信じがたい楽譜翻訳のプロセスでした。
| 月研ぎ | 2017/10/17 11:16 AM |









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