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ルネサンスと宗教改革の共通点とは? 回帰による個のめざめ
ちょっと前のNHKテレビの高校世界史は「ルネサンスと宗教改革」。

ルネサンスと宗教改革は、世界史の教科書でよくペアにされるが、ふたつの関連性はいまひとつわかりにくい。

番組によると、ルネサンスはギリシア・ローマの古典美の再生、宗教改革は聖書という原点への回帰で、「古いものにもどる」という点が似ている。

そして、再生し回帰する主体が「個人」とされたことから、両者は近代的な個人主義の芽生えを意味した。

ルネサンス絵画で一般化した遠近法は、個人の視線を誘導する技法だし、ルターが聖書のドイツ語訳を作ったのも、個人の目線を重視することにつながった。

ルターは自身でローマ教皇庁を訪れたが、そのときルターはルネサンスの華やかな芸術を尊ぶ法王の態度に疑問をもったのではないか、と講師の福井憲彦氏(学習院大)。

なるほど、ルターのバチカン訪問は、まさにルネサンスと宗教改革が結合した瞬間だったのかもしれない。

なお、今回あらためて主要人物の在世時期を調べてみると、

ダビンチ(1452-1519)ミケランジェロ(1475-1564)はやや先輩格だが、

ラファエロ(1483-1520)

の生涯は、

ルター(1483-1546)

とほぼ重なる。とくに生年は同じだ。

ラファエロとルター。ずいぶんイメージの違う二人は同時代人だった。



| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 歴史とは何か | 20:43 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |









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