ごきげんようチャンネル

"Life is too short to wake up with regrets." author unknown
           

不安から出発するな 女性の美について おわり
このごろ思うのは、



<女性は、女性であるというだけで価値がある>



ということだ。

もちろん男性も、男性であるというだけで価値があるのだが、価値の中身が男女で違っている。

けっきょく、女でも男でも、子どもでも大人でも、国籍がなんであっても、



<人間にとって、人間は、人間であるというだけで価値がある>



この価値観が、<人権>という思想の基盤である。



<女性は、女性であるということだけで価値がある>



という事実の、より正当な実現をめざしたのが、フェミニズムである。






外見についてのコンプレックスは、人に自家中毒的な悪影響を与える。

コンプレックス=不安の記憶にとらわれるのではなく、希望にひかれて夢中になっている人は、外見がどうかとは次元のちがう、独自の魅力をもっている。

たとえば、小さい子どもの魅力は、そういうところにある。

イエスは、幼い子どものように自由に生きることが、もっとも神の心にそっているという意味のことを言っている。(マルコ9:36-37)








(おわり)










| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 美人計画 | 06:50 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
不安から出発するな 女性の美について その2
静かな音楽とともに、「女性は自分が思っている以上に美しい」というポジティブなメッセージを伝える動画になっている。

とくに印象に残ったのは、似顔絵を描いたギルさん(男性)の説明である。


「あごは?」

「特徴を一言でいえば?」


といった一般的な質問をし、それに答える証言者の言葉から、リアルな顔を描いていく。

その高度な技術に驚くが、「じつは、私が扱っているのは記憶そのものです」と彼は言う。




"I actually am dealing with the person's memory on its own."




実物ではなく、記憶。

そう、<他人>とか<自分>とかは、その多くが<記憶>なのだ。










(つづく)












| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 美人計画 | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
不安から出発するな 女性の美について その1
素晴らしい動画(3分)を見た。

メッセージは、



”You are more beautiful than you think.”



Dove という化粧品会社が行った社会実験の記録である。


http://www.youtube.com/watch?v=XpaOjMXyJGk&list=PLwnrSM2FW7x0xcZZgUoqxFdsj2rtTdxhw



犯罪捜査で長年活躍した似顔絵画家 forensic artist が、何人かの普通の女性について、顔を見ず、質問だけで似顔絵を描いていく。

本人が自分自身を説明した場合と、他人がその人を説明した場合。

二枚の絵ができるのだが、他人の説明から描いた絵は、本人の説明から描いた絵よりも活き活きした表情になっている。

この会社によると、「自分が美しい」と思っている女性は、4%にすぎないという。

動画では、自分の顔についての質問に答えるうちに涙を流す女性もいる。









(つづく)














| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 美人計画 | 07:38 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
自分のイスを作るという驚異の行為
 『月刊ペン』の最新号(2010年6月15日号)は充実している。

「デザインの教科書」と題する特集のなかに、イタリアのデザイナー、エンツオ・マーリのインタビュー記事があり、マーリの最新作「セディア1」の写真が載っているのだが、これが中学生の工作のように素朴な白木のイス。

しかも7枚の板を6本の釘でユーザー自身が組み立てるという、およそ製品らしくない製品。

これが今年の発売以来、すでに2万から3万脚が作られたという。32−33頁。

有名なデシャンの便器にちょっと似た逆転の発想だが、このイスは大量生産され実用性があるところが違う。

現代デザインの底力を見せつけらるような作品、いや製品だ。

とくに考えさせられたのは、記事のなかの次の言葉。

自分の椅子を自分で作るという行為。そこにはどんな無駄も、矛盾も、利害関係もない。」32頁。

これは驚異の発見だ。

人は自分のイスを作れば、それでいい。

このイスはそう語っている。





| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 美人計画 | 00:01 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
年中ゴールデンウイークにすればいい

ゴールデンウイークも終わり。

気のせいか、ゴールデンウイークの日本はウキウキしている。

これはとてもいいことだ。人間はウキウキするために生まれてきたようなものだから。

ならば、年中ゴールデンウイークにすればいい、と思うのは私だけか。

もちろん、ゴールデンウイークで遊ぶ人もいれば、ゴールデンウイークがかきいれ時の人もいる。

だからかわりばんこに遊び、働けばいい。

手始めに、毎月ゴールデンウイークをつくって、みんなで交替したらどうだろう?

見ただけでウキウキする楽しい商品のように、日本がピカピカに輝くのでは?

| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 美人計画 | 21:11 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
外国語は合唱である  合唱法からのヒント おわり
□先生がメロディーとリズムにあわせて歌詞を「しっかりと読んでみる」。すると音痴に聞こえるのでおもしろい。

そうやってみんなで読んでみる。遊び感覚でリラックスして読める。

そのうち自然にメロディーをつけてしまう。

すると「すごい!もうチャンと歌ってる!」とほめてあげる。84‐85頁。

これは外国語にも使えるかもしれない。歌詞を読ませるうちにメロディーになる。自然にリズムがわかってくる。

□高い音は出しにくいものだが、低い音から高い音へと「上がる」とイメージするとむずかしい。逆に、上から「下りる」とイメージすると、心理的には低い音になるから出しやすい。98頁。

これはカラオケの極意のひとつだが、じつは外国語でも同じ。

たとえば鼻音のはいった単語ははじめから鼻音で言うといいやすい。

□子音が美しくなると歌詞がはっきりする。子音を練習するには、「ひそひそ話」で読むとよい。102‐103頁。

英語はもとより子音が大事だが、それを鍛えるには「ひそひそ話」がよいかもしれない。

□合唱は80%の力で歌うと落ち着く。107頁。

□楽譜には赤ペンで注意事項を書き込むと、格段に練習効果が上がる。108頁。

□合唱の練習は寝転がれるような広いところがよい。体をほぐす体操ができ、練習の合間にゆっくり休める。109頁。

□歌だけでなく、ナレーションを合間に入れれば、複数の曲を組み合わせて「四季」を表現するなどのバリエーションが可能になる。110頁。

以上から、全体にいえること。

「お母さんが電話にでたときの声」とイメージするとか、メロディーを無視して歌詞を読んでしまうとか、「ひそひそ声」でとか、体をほぐすとか、メモをとったほうがいいとか、目を開くとか、歌そのものではない工夫が大事。

これは本道を忘れているのではない。歌をつくりあげるために、人間のイマジネーションを引き出す工夫をしているのだ。

外国語は歌である。

しかも単独ではなく合唱である。

これは勉強になりました。



(おわり)



| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 美人計画 | 08:09 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
清潔でていねいな声で 合唱法からのヒント その2
□「歌をうたうときは、話声チャンネルから歌声チャンネルに変えましょう」。49頁。

そう。チャンネルを変える。そしてこちらは「ごきげんようチャンネル」。

□遊び気分で声を出させると、子どもは簡単にふだんの声域を越えられる。17、48、52頁。

「汽車の汽笛でポー」
「山登りでヤッホー」
「ユーレイの声」
「魔法使いのおばあさんの声」
「電話に出たお母さんの声」

□「声は目から出す」「目と目のあいだから声を出す」という言葉がある。41頁。

目がしっかり開くと明るく響く声が出る。そして人は話の節目で瞬(まばた)きする。

しっかり目を開き、節目で瞬きすると、メリハリのある発声練習ができる。

□「元気よく大きい声」「美しくきれいな声」よりも「清潔でていねいな声」が気持ちのよい合唱になる。66‐67頁。

これはいい言葉だ。外国語もまさに「清潔でていねいな声」で。




(つづく)





| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 美人計画 | 07:57 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
外国語には発声法がある 合唱法からのヒント その1
八木正一編著『改訂新版 だれでもできる声づくり・合唱づくり』(学事出版、2008年)

声づくりの意味を合唱から考えるヒントになる。

□歌のジャンルごとに独自の発声法がある。

民謡、オペラ、浄瑠璃、ヨーデル、カントリーウエスタン、ロック、ホーミー、演歌、フォーク…

歌のジャンルと発声法は一体。違うジャンルなのにいつもの発声法だと歌いにくい。17−18頁。

言語も同じ。言語の数だけ発声法がある。言語がちがえば発声法を変えるのが賢明。

□民謡やお経のように、日本では声の高さやリズムを厳密にそろえること、つまり西洋風の均一的発声法には関心が薄かった。「バラバラ」をむしろ好んだ。22頁。

日本で外国語の発声法に関心が薄いのは、そういう伝統も関係しているのかもしれない。

□声づくりには、姿勢、呼吸、共鳴の三つのポイントがある。24頁。

ひとつの外国語を習得することは、ひとつの歌のジャンルと、その発声法を身につけること。ならば、その外国語にふさわしい姿勢、呼吸、共鳴の要領を意識的に身につける必要がある。

ところが英語ひとつとっても、声づくりのためのスタンダードな方法がなかった。




(つづく)



| 三浦 陽一 (みうら・よういち) | 美人計画 | 07:52 | comments(0) | trackbacks(0) | - | - |
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